真珠の重さは匁(もんめ)という単位で表され、これが世界基準となっています。
匁(もんめ)は第2次世界大戦まで日本で使われてきた重さの単位で、1匁は3.75gに当たります。
つまり日本で真珠がいかに多く取引されたかという証拠ですね。
今でも真珠屋さんたちは匁という単位を使って取引をしているのですよ。
写真は匁秤(もんめばかり)と呼ばれてつい20年ほど前までは一般的に使われてました。
アルミの洗面器みたいな所に真珠を入れて右のフックの付いた重り掛けに鉄でできた重りを載せていきバランスを取って重さを計るという天秤ばかりの一種です。
竿の所には細かい数字が付いていて一ミリ単位で目盛を動かして正確な重さを計ります。
新入社員のころはなかなか重さを計れなくて苦労したものですがベテランになると目分量でおおよその見当がつくのですぐに重さもわかるようになります。
これもひとつの技かしら?
神戸にある日本真珠会館のパールミュージアムにはこのほかいろいろな道具の展示がございます。
神戸に来られたら一度お越しください。